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ITエンジニアであれば、プロジェクト進行中に行なわれるコード変更が、全体にどのように影響を及ぼすかご存じだと思います。
ソフトウェアやアプリを安全で使いやすくするためには、エラーを少なくするためのコードレビューが不可欠です。
しかし、コードレビューは「チェックすべきコードが多い」「コードの変更箇所を探すのが面倒」といった理由で、比較的負担が大きい作業です。
そのようなときにプルリクエストを使用すれば、コードレビューが容易になり、定期的なレビューの習慣が身につくかもしれません。
本記事では、プルリクエストの基本的な概念とそのプロセス、さらにプルリクエストを通じてコード変更を効果的に管理する方法をご紹介します。
目次
プルリクエストを使用すると、メインプロジェクトのコードやユーザーへの表示に影響を与えることなく、新しい機能の追加やバグの修正が可能です。
その結果、製品全体の運用を中断させることなく、コード変更やテストをローカルで実施できるでしょう。
プルリクエストは、ITエンジニアがコードの変更を行なった際、ほかの人にレビューを依頼し、問題がなければメインのコードベースにマージするための機能です。
プルリクエストの機能は以下のとおりです。
プルリクエストの使用によりエラーの発見・修正が容易になり、組織内のコミュニケーションが促進され、作業の目的が明確になるでしょう。
その後、プルリクエストが承認されると、フォークしたリポジトリの変更がメインプロジェクトのリポジトリにマージされます。
この更新により、新機能やバグ修正が製品に反映され、最終的にエンドユーザーの画面に表示されます。
対応中の変更作業に行き詰まっている場合には、ほかのチームメンバーからのフィードバックを得て、有効な解決策を模索できます。
そのため、開発者は場合によって、未完成の機能や変更のプルリクエストを行なうこともあります。
プルリクエストを活用すると、メインリポジトリへマージされる前に、プロジェクトの変更に関する全体的なレビューと承認が行なわれます。
その結果、今後起こり得る問題やトラブルを未然に防ぎ、ダウンタイムの発生を抑えます。
プルリクエストの作成方法は、使用するツールやGitHub、BitBucketなどリポジトリの種類によって異なります。また、GitLabではマージリクエストという名称を使っていますが、同じものと考えて良いでしょう。
一般的に、プルリクエストの作成には、以下の3つの共通要素が含まれます。
プルリクエストを作る際に、開発者がまず始めるのはドラフト作成です。
コード変更にタイトルをつけ、簡単な説明を記載します。
そして、ソースリポジトリ/ブランチと宛先リポジトリ/ブランチのほかに、変更の種類(新機能なのかバグ修正なのか)に関する情報を含めます。
なお、ドラフト段階のプルリクエストはマージできません。
開発者がプルリクエストを「レビュー可能状態」にマークすることで、初めてマージが可能になります。
提出されたプルリクエストが承認されると、マージが行なわれます。
保守担当者は問題が見つかった場合には、コメントをつけて、開発者に修正を依頼することが可能です。
修正が完了したら、保守担当者は変更をメインプロジェクトのリポジトリにマージし、本番環境でエンドユーザーに提供します。
マージ前に問題が見つかった場合は、開発者に修正を依頼しましょう。
すると、開発者にアラートが送信され、修正方法についてのコメントやフィードバックが提供されます。
修正完了後には、新しいコミットを反映させたうえでプルリクエストを変更し、再度レビューと承認を受けます。
プルリクエストの際に利用できるのテンプレートを作成・保存できます。これにより、プロジェクトが迅速に進行して、チーム全員が同じ方法で作業できるでしょう。
テンプレート作成の際は、以下の項目を含めてください。
テンプレートの内容は、使用されるリポジトリにより異なります。
テンプレートを活用すると、チームは効率的にコードの修正を提案し、変更をチェックしやすくなるでしょう。
また、ツールによって提供される機能・オプションにより、プルリクエストの作成も容易になるかもしれません。
プルリクエストに関する概要やしくみについて、具体例を見てみましょう。
プルリクエストを使用すると、新しいコードのテストが適切に行なわれるため、問題があればすぐに修正できます。
これにより、DevOpsのプロセスをサポートし、効果的なソフトウェア開発を実現するための重要なツールとなるかもしれません。
さらに、PagerDutyを導入することで、開発からリリース、運用保守までのサイクルをスムーズにして、品質と効率を向上できるでしょう。
PagerDutyに関する資料や導入事例は、以下のページからダウンロードいただけます。
https://www.pagerduty.co.jp/resources/
プルリクエストを使用する際は、作成したコードの詳細をプルリクエストに記載し、保守担当者がチェックしやすいようにしましょう。そして、良い点だけでなく改善すべき点も明確にし、フィードバックを具体的に行なってください。
また、保守担当者は攻撃的なコメントを避け、ポジティブな内容のフィードバックをするよう、意識することが重要です。
プルリクエストは開発プロセス中の品質維持をサポートします。その後、運用中に発生した問題に対しては、PagerDutyを活用することで即座に対応できます。この両面のアプローチにより、アプリケーションやソフトウェアの信頼性が向上し、ユーザーに対してより優れたサービスを提供できるでしょう。
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