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重要なデジタルオペレーション業務における生成AI機能

【PagerDuty on Tour TOKYO 2024開催レポート】
第ニ弾「ビジネスセッション編 (中編)」

PagerDutyの年次カンファレンス「PagerDuty on Tour TOKYO 2024」が8月6日(火)にリアルイベントとして都内で開催されました。ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、シドニー、東京の5都市で開かれるグローバルイベントの一つで、東京が最後の開催地でした。昨年も同様のイベントをビジネスセッションとエンジニアセッションの2部構成で開催しましたが、、昨年よりも参加者が2倍になっただけでなく、内容もさらに濃くなり、システム障害対応に対する関心の高さが感じられるイベントとなりました。

PagerDuty on Tour TOKYO 2024のブログ2本目では、ビジネスセッションの第ニ弾として、Customer Showcaseのほか、システムインテグレーター各社によるPagerDutyの実装をレポートいたします。

ANAシステムズ導入事例:導入を機に監視業務を分析し標準化

もう1つのCustomer Showcaseとして、「センターオペレーション改革でのイベント管理業務の自動化について」の題で、ANAシステムズ株式会社の西田哲也氏(品質・技術部 プロセス統括チーム テクニカルマネージャ)にご登壇いただきました。ANAシステムズはこれまで、航空関連のシステムという性質から「ダントツ品質」にこだわり、それを人による対応に頼っていました。そこから「メリハリ品質」へとシフトチェンジし、オープン化やクラウド、NoOps対応、アジャイル開発などを採用した改革に取り組まれています。このような改革にPagerDutyを導入し、イベント管理業務の自動化を実践されています。

従来のシステム監視体制では個別のシステム監視が多く、要員に依存していたことから属人化していたことが課題だったとのことです。そこに、PagerDutyを導入したことで、豊富なインテグレーションにより集約・スリム化を遂げ、用意されたワークフローをもとに、監視を標準化されました。さらに、既存の約75のオペレーションマニュアルを分析に加え、業務担当者にヒアリングを行い、約2,500の切り分け条件を抽出したことで、属人化されていた監視業務ノウハウを整理されました。

今後のさらなるPagerDutyの活用としては、直接エスカレーション対象の追加や、新たなインテグレーションによるクラウドとの連携、AIを活用した通知ノイズの除去、対応の自動化、ChatOpsなどを語られました。

CTCテクノロジー:PagerDutyをハブにした運用高度化サービス「ITOps X-formation」

CTCテクノロジー株式会社の渡部和氏(企画推進本部 ソリューションサービス企画部・エキスパートエンジニア)にご登壇いただき、「マネージドサービスにおけるPagerDuty活用術:IT環境を支える新戦略」についてご紹介いただきました。

CTCテクノロジーが提供する運用高度化サービス「ITOps X-formation(アイティオプストランスフォーメーション)」の特徴として、すでにチームごとにばらばらに採用されている運用ツールをそのまま利用できるそうです。その連携のハブとしてPagerDutyが採用されています。

ITOpsでスモールスタートした事例も2つご紹介いただきました。1つ目は、さまざまな機器や監視ツールからのイベントをPagerDutyに集約して通知するものです。既存の監視との並行運用で利用開始したのがポイントとのことでした。

2つ目は、障害初期対応までを自動化するもので、CTCテクノロジーで実際の運用フローを分解し、PagerDutyのAutomation Actionsで自動化スクリプトを実装したものです。またこの事例では、発生件数の多い監視項目の上位40%が対応時間全体の70%を占めているため、できる範囲から着手するスモールスタートの効果が高いということでした。

アイレット:運用・保守サービスをPagerDutyでスケール

続いて、「PagerDutyを中心とする運用監視の高度化 ~生成AIの活用、MSPサービスのこれから~」の題で、アイレット株式会社の蓮沼翔悟氏(クラウドインテグレーション事業部 MSPセクション セクションリーダー)にご登壇いただきました。

アイレットによるクラウドのマネジメントサービス「cloudpack」の中には、運用・保守サービスがあり、約1万台のサーバーを扱っています。サービスの初期には、一次運用担当者がメールでアラートを受け確認するというフローでしたが、サービスの成長にともない、他ツールとの連携や自動化などの拡張性がない点などのオペレーション上の問題が大きくなってきました。

アイレットではこれを、PagerDutyを導入することで解決しました。検知ではさまざまなツールとのインテグレーションに対応し、トリアージにおいては対応状況や誰が対応したかなどが一目でわかるようになりました。さらに、自動化システム「AMS」を開発し、アラートから自動的に動作状況を確認するようにしてアラートを絞り込んだそうです。さらに、以後への学習・予防のために、インシデント履歴を取得し運用分析に活用するプラットフォームも独自に構築されました。

PagerDuty導入の効果としては、直近2年間で約1,000人月/年の工数を削減し、アラートの9割を自動対応されています。こうした自社のシステム運用の高度化の経験をお客様の支援に生かされています。

次回の第三弾となるレポートでは、Customer Showcaseを含むビジネスセッションの最終回をご紹介します。お楽しみに!

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PagerDutyイメージ

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